続・不定期-二見だより

趣味のサイクリング、自転車をメインに旅行、鉄道、 ダムカード、マンホール蓋など興味があるものを 気の向くままに書いて行きます。

2009年08月

先日、讃岐うどん探訪をして帰宅すると注文していた雑誌が届いていました。
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サイクルスポーツ9月号に、シクリッシモです。
狙いはツール・ド・フランスの特集記事です。
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あのシャンゼリゼの興奮と感動から1ヶ月なんですねぇ。

児島に戻ってきてサイクリング再開です。
目指すは1991年に廃止になった下津井電鉄廃線跡です。
JRが走る場所より西に300mほど離れた所に廃線跡があり、「風の道」として整備されています。

すぐに備前赤崎駅跡に出ます。
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線路は取り払われていますが、架線の鉄塔が残っていて雰囲気があります。
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ゆっくりとした登りが始まります。
JRの下をくぐり進んで行くと、爆音が!?
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爆音の正体は児島競艇場であります。
廃線跡から一望でき、ある一角だけ草が刈り取られ特等席となっています。

さらに登って行き瀬戸中央自動車の下をくぐると頂上です。
ここには鷲羽山駅跡があり瀬戸大橋も見ることができます。
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ここを過ぎれば下津井への下りとなります。
未舗装ですが、良くしまった道で走りにくいことはありません。

下り切った所が下津井駅跡ですが、走っていた電車が取り残されたようにありました。
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その後、少しにわか雨が降ってきましたが、気にもせず下津井の古い街を散策です。
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この瀬戸大橋ができるまでは、岡山から四国への連絡は宇野-高松の連絡船、フェリーと共に下津井-丸亀のフェリーがあったそうです。
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時代の流れと言えばそれまでですが、ひっそりと取り残されたあの小さな電車のような街のようでもありました。

昨日に続いて今日もサイクリングです。
すっかり脳天気で夏休み満喫状態です。
今日は、ソロではなくノンマナブさんが同行です。
行き先は、四国は讃岐でうどん屋探訪と瀬戸大橋のたもとでひっそりと走っていた下津井電鉄の廃線跡です。

いつもは、ノンマナブの大型ワゴンで丸ごと自転車を乗っけてもらいますが、今日は折りたたみ自転車のプジョーパシフィック18とそのオリジナルのBD-1とのランデブー走行なので私のコンパクトカーで倉敷市児島まで移動です。
(要するにガソリン代の節約です)

児島から輪行で坂出にむかいます。
先頭を除いて車両は京阪神を走る新快速と同じに見えましたが、運転席周りが違います。
瀬戸大橋を見やすいようにでしょうか?ガラス張りです。
ちなみに先頭車両は2階建てのグリーン車です。
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さぁ、坂出駅に着きました。ほんの10分ほどです。

着いたは良いのですが、ろくろく下調べをせず、行き当たりばったりのうどん屋めぐりサイクリングが始まりです。
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観光案内所にうどん屋マップが張り出されていますが、配布はなく、案の定、何度も道を間違えます。

そして、やっと見つけた「日の出製麺所」!
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しかーし、並んでいる人の多さに戦意喪失です。
炎天下に店外まで100人ほど並んでいます。

当然、パスです。
並んでいたら1軒で終わってしまいますので。
駅の南側に移動です。

「かしはら」と言う小さなうどん屋さんです。
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夏限定の「明太子ぶっかけ」を注文です。
サラダ風のうどんです。
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次は、ここの親父さんに「10軒は行ってよ」との励まし(?)もあり、旧国道11号線(県道33号線)を東に進みます。
そして道沿いに見つけた店に飛び込みます。
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駐車場付きの大きなお店「まるいち」です。
先ほどはトッピング類があまりありませんでしたが、豊富にあり、掻き揚げをを選びました。
うどんはぶっかけの冷や、小です。
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店を出て更に東に進んでいると「てっちゃん」の大きな看板が。

県道から外れ田んぼの中を進んでいるとたくさん車が止まっている一角が。
「あれに間違いない!」

でも店の外まで並んでおらず一安心です。
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ここでは、ざるに入っていない「ざるうどん」と「キスの天ぷら」「
だし巻き玉子」をいただきました。
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それぞれ10分間隔で3軒のはしごはさすがにきつく、4軒目はあきらめました。
そして腹減らしに少し運動をと急遽、予定変更で金毘羅さんさんに行くことに。

一旦、坂出まで戻り南下します。
正面には讃岐富士・飯野山がきれいなシルエットで迎えてくれます。
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しかし、ここから意外にも距離があり金毘羅さんに着いた時は予定より遅くなってしまっていました。
そこで究極の選択を。
300段の石段を前に怖じけつき、あっさりと琴平駅に向かいました。
(罰当たりなことです。ご免なさい。)
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駅に着くと丁度、折り返しの岡山行きが入って来るところでちゃっちゃと電車に乗り込みます。
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予定より遅くなってしまいましたが、後編に向け移動を開始しました。

蒸し暑い中、40kmほど走って来ました。
御影まで阪神電車で輪行、先ずは石屋川公園に。
先日もTV放映されていました「火垂るの墓」の碑があります。
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何の予備知識もなく初めて見た時は強烈なインパクトでした。
そして神戸での話であることもわかり、いつか訪れようと思っていました。

昭和8年に建てられた御影公会堂。石屋川公園から国道2号線を挟んで向かいにあります。
今は、食堂もあり(レストランじゃなく)レトロなオムライスがいただけます。
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さらに神戸市や芦屋市の高級住宅街を抜け苦楽園に。
そうです。清太と節子が家にした「ニテコ池」です。
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ここも周りは綺麗な住宅街になっています。

ここからは趣を変え(目的を変え)北東に進路を取ります。
途中からは西国街道を使って目指すは、「作ります走ります研究します」のお店です。

学生時代に2台フレームを作ってもらったお店でもあります。
市街化整備でお店もリニューアルされています。
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残念ながら目的のものはなく、お店を後にしますが、今日は水分補給が欠かせません。
ここまででもうペットボトルを3本空けました。
武庫川の河川敷を走り南下します。
そうです。今日のチケットは山陽電車の明石市内と阪神電車の梅田、または難波間が割安チケットのため阪神電車の駅まで戻る必要があるのです。
せっかくだから前から気になっていた武庫川の橋の上にある武庫川駅から乗ります。
ホームと平行して自転車も通れる遊歩道もあるのです。
繰り返します。ここは川の上であり、橋です。
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構内でまたペットボトルを購入です。

そして難波でおり松屋町筋を北上。
ありました!
BICI CLASSICA
ビンテージロードレーサーのお店です。
外装・内装ともしっくでおしゃれな作りですが、それもそのはずでご主人はそちらが本業のようです。(イタリアの方ですが、ばりばりの大阪弁です)
ロッシンやAビアンキ、コルナゴ、バッタリンなど10台弱ほど展示されています。
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レストア中のプジョーも。
フランス車だけどお気に入りだそうです。
何故なら、ご主人はエディ・メルクスのファンで彼はモルティーニの前にプジョーにも在籍し、その時のフレームと同じだそうです。
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気さくな方でお茶も出していただき、色んな興味深い話を聞くことができました。
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また是非、訪れたいお店です。

写真を探したのですが、探し切れずに広告をスキャンしたもので代用します。

これはCS誌73年8月号の広告です。
イラストもナイスです。
「雨なんかに負けるか!」って気にさせますねぇ
当時は雨なんて物ともせず粗末な雨具と効かないブレーキで走っていたものでした。
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結構、バリエーションもあり、他のマスプロメーカーはサイズが530mmしか設定されていないのが多かったのですが、560mmがあるのが購入の決め手になりました。

記憶を頼りに仕様や部品構成を書きますと、
フレーム:クロモリラグレス、ストレートドロップエンド(F:96mm、R:124mm)
工作:カンティ台座、ボトル台座、ポンプペグ 
【チェーンホイール】:スギノ マキシーⅠ型48 X 36T
※アウター交換の出来ないマキシーⅠ型でした。アウターがすり減った訳じゃありませんが、アウター交換が可能なⅡ型にいつしか交換していました。ついでにインナーは最小歯である32Tに。
【フリーホイール】サンツアーパーフェクト15-24T(5S)
※今はスプロケットと言う言葉に変わっていますが、当時は5枚の歯、今の半分でした。
【変速機】Wレバー:シマノ、FD:シマノタイトリスト、RD:シマノクレーン
※Wレバーはグレード名不明、直付けでないタイプです。RDは当時、シマノのジュラエース(デュラエースでなく)のラインナップされていた最高峰のクレーン。だけど縦型にあこがれ、廉価なサンプレックス プレステージに交換し友人に譲渡。残念!
【ホイール】ハブ:シマノ ラージフランジクイックレリーズ、リム:アラヤ 26X1 3/8
タイヤは後にオーバーサイズに変更。
【ブレーキ】レバー:ダイアコンペ#144、本体:ダイヤコンペカンティ
※レバーはアジャスターやパットもない最廉価品。後にグランコンペ#162(パット付き、アジャスター、クイック付き)に交換しました。
【ハンドル】オリジナルは良く覚えていませんが、後にハンドルは日東の105、ステムはグランコンペ85に交換しました。
【サドル】サドル:フジタベルト(皮)、ピラー:やぐらが別物の廉価品
※面倒なことは嫌いなため皮サドルはシームレスに、ピラーは栄のP3に交換。
【ペダル】??記憶にありません。未だユニークロードを買うほどの余裕もなくそのままだったのでしょうか?

四国、信州、北海道とイラストのように雨の日も青春をこれで駆け抜けて行きました。

そして今も手元に残る数少ない部品がこれ!
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シマノのクイックレバーです。
今となっては曲がりのない直レバーも貴重な存在だと思っています。
当時はクイックレバー自身が貴重な存在でベニックスのライバルのシルクパーフェクトクイックはウィングナットだったと思います。

30有余年の月日が流れ、丸紅山口の会社もなくなってしまいましたが、私の記憶の中にはしっかりと残っています。

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