以前から不思議に思っていたのですが、昨日、買ってきたKANSAI THRU PASSも利用範囲は以前と変わらず同じでした。
何が不思議かと言うと近鉄線の利用範囲のアンバランスです。
本線の名古屋線では奈良県を通り越してなんと三重県の青山町まで使えます。
それに対して吉野線(途中の橿原神宮前までは南大阪線)では終点の吉野まで使えず途中の壺阪山までしか使えません。
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気になるので料金を調べてみると名古屋線の始発駅となる大阪上本町から青山町まで料金は1160円です。
それに対し、南大阪線の始発の大阪阿倍野橋から吉野までは980円です。
距離にすれば倍ほど違う感じがするし、料金を見ても吉野も十分に利用範囲に入ると思うのですが、利用できるのは料金720円の壺阪山までです。

吉野周辺はサイクリングに取っても多くの魅力的なコースが組めるため、これまでもよく利用して来ました。
なのでその都度、行き帰りに追加料金が発生していましたが、利用客が見込める吉野線で追加料金狙いなのでしょうか?

確かに吉野線に入ると単線区間になりますが、南海電車だと橋本からはもっと本格的な山岳路線となり極楽橋に。そしてケーブルカーで高野山まで利用できます。

何とも腑に落ちない近鉄線の利用範囲です。